Kumori Yozora
Akeboshi
あの日電話の向こう側で
誰かの慌てた声
頭の中に白い大きな包団が
めりこんだみたいだ
その辺に落ちてた言葉を
探すように拾うようにして
沈黙を埋めるためだけに
何とか繋いだフレーズ
共に過ごした日々の景色や
君の笑い声
薄れてゆくはずの記憶の中で
今日もいすわって
ふとした瞬間に
目の前の視界を曇らせる
結局のところ
僕は君の何を知っていたのかな
もしもこの声聞こえているなら
教えてほしいよ
何気なく交わした約束は
今でも覚えていますか
机の上で考えていても
何も変わりはしないさ
こんなありふれたセリフに
大事なことを気づいたりして
鏡には映らないその傷は
痛みを共なって
優しく僕の方を照らす
あの光となった
もしもこの声届いているなら
答えてほしいよ
何気なく交わした約束は
今でも覚えていますか
星の輝きが増した夜空に
君ならなんて言うかな
それでも希望を見つけてゆくのが
僕らの約束なんだろう
もしもこの声聞こえているなら
教えてほしいよ
何気なく交わした約束は
今でも覚えていますか
もしもこの声届いているなら
答えてほしいよ
何気なく交わした約束は
今でも覚えていますか