Velonica
Aqua Timez
挫折まみれ 流行に紛れ
幸せな振りをして歌う
もっと走れと言い聞かして
無謀にもそっと風上へ
来た道を一別 ゆとりはごめん
締め込さかさんに継ぐワンゲーム
山あり谷あり崖あり
塵は積もってく
果てしない旅の途中で
街のはずれに立ち寄る
疲れた両足をそっと投げ出して
寝転ぶと繰り返される浅い眠り
何度も同じあの横顔
何度も同じあの言葉を
生きてるだけで悲しいと思うのは
私だけなの?と
タバコの煙が宙を浮かれ空に消える
きっとまだ力なき幼い日に
見なくていい悲しみを見てきた君は今
こらえなくていい涙をこらえて過ごしてる
本当のことだけで生きてゆけるほど
僕らは強くないさ 強くなくていい、いい
持ち上げた瞼 世界は春だ
桜色の風をかき分けて
遥か彼方へ向かう途中
この名の花畑に君はいたのかな
この空に鳥の白い羽ばたきを
僕が探す間きっと
君は大地に耳を澄まし
蟻の黒い足音を探したんだろうな
ピエロのような仮面をはいで
太陽に忘れられた丘に立ち
月の光を浴びて深く息を吸う
さらの割れる音もドナリ声もない世界
温もりがなくたって生きては行けるさ
だけど僕ら生きてるだけじゃ足りなくて
芽吹く大地や舞う蜜蜂や
消え去る虹や過ぎ去る日々や
夜空のスピカ 四季の不思議が
教えてくれた真実を探し続ける僕らに
どこまで旅をしても命の始まりは
生きて愛されたいと泣いた一人の赤子
ここではないどこかを目指す理由とは
心ではないどこかに答えはないと知るため