僕らはそれを愛と呼んだ (bokura wa sore wo ai to yonda)
Atarayo
花びら散る 午前二時に
誰かが泣いていたんだ
差し伸べた手のひらの上
残った花はしおれていた
変われないのなら そこまで
変わりたくないものまで
変わってしまうのは なぜでしょう
茜色染まる 空の下
僕らはそれ愛と呼んだ
不変な何かが作った
くだらない形の愛を
凸凹なままでよいと抱きしめ
心が傷つこうとなど
その棘さえも愛おしいと
泣いたあの日を思っている
思い出散る 午前三時
誰かが笑っていた
木漏れ日のような街灯に
濁った夜を預けていた
分からないのなら そこまで
分かり合えないそこまで
分かった振りするのは なぜでしょう
茜色染まる 空の下
僕らはそれを愛と呼んだ
不変的な何か作った
くだらない形の愛を
凸凹なままでよいと抱きしめ
体が傷つくことなど
その棘さえも愛おしいと
泣いたあの日を描いている
心が傷つくこと何度知らない
分からないこと集めていた
知らないものばかり集めては
ほどけないでいた夜
そうやって拾った灯りで
照らした夜には
誰かがきっとそう
寄り添って綺麗でいると思うんだ
茜色染まる空の下
僕らはそれを愛と呼んだ
茜色染まる空の下
僕らはそれを愛と呼んだ
不変的な何か作った
くだらない形の愛を
凸凹なままでよいと抱きしめ
体が傷つくことなど
その声さえも愛おしいと
泣いたあの日を覚えている
僕ら変われないまま