Cadenza
Fukuro
針を飲んで
頬を上げた
垂れないように
瞬きもせず
愛がなんだとか
いらない
彼が望むなら
汚れよう
息を潜めてる
脇役は
裸のままで転がる
途切れそうなカデンツァ
あなたの頬に触れる
まだ朝は来なくていい
散切れそうなカデンツァ
あなたの頬に触れる
ただそれだけでいい
絡む指に温度はない
紡ぐ時間に出口はない
愛がなんだとか
聞きたくない
彼が望むなら口よう
息を潜めてる
脇役は
裸のままで滅びる
途切れそうなカデンツァ
あなたの欲に沈む
まだ明日は見なくていい
散切れそうなカデンツァ
あなたの欲に沈む
まだ今はそれでいいの
息を潜めてる
脇役は
音も立てずに静かに
泣いている
途切れそうなカデンツァ
あなたの奥に触れたい
ただそれだけでいいの
散切れそうなカデンツァ
あなたの奥に触れたい
ただそれだけ