Arashi no Atode
Galileo Galilei
あの日歩いた道を君は覚えている
じゃりっぽいアスファルトと 頬撫でていく風
バイバイって言ったバイバイって返した
遠くなった君は振り返らなかった
蹴り上げた日は飛んで向こう岸へ行った
そのまま転がって夏の海へと落ちた
遠いって感じでも近いって感じだ
君のその言葉はぴったりだと思った
突然強く降る雨にびしょ濡れの僕らの心はすれ違って
それでも君は楽しそうだった
この雨が上がったら君になぜって聞いてみよう
ボロいバス停の屋根をざざ雨の音が
ハチのリズムで打ってすべてを遮った
あのさって言った何って返した
それから黙ったままで濡れた髪をいじった
突然強く降る雨にびしょ濡れの僕らの心はすれ違って
それでも君は楽しそうだった
この雨が上がったら君になぜって聞いてみよう
カバンの中に埋もれた君と交わした約束を
突きつけてやるつもりで引っかき回してた
でも引っ張り出したのはタオルでこれ使えよなんてさ
何やってんだオレってなって
突然上がってく雨の最後の一滴が落ちるまで待っていたんだ
それから君に伝えるはずだった
それも忘れてもう行こうって手を引いた