3-bun 29-byō
Hitorie
哀願しても根願しても変わらないやもう
踏み逃げられるだけの花
あなたの声を忘れはしないだろう
風に吹かれて散りぎりになって
そのコンコンたる水晶体には映らない未来未来
哀願しても根願しても変わらないやもう
踏み逃げられるだけの花
防寒している増刊している見ないふりしている
そんなあなたを僕は見ている
安心しなよ僕たちみないつだってやることは同じさ
僕らの感情のどれひとつとしても
その目に映ることのないもの
あなたのようになれはしないだよ
なろうとも、そうしたいとも思わないんだよ
この混沌から深層までも全部全部くだらない芝居
もうわかりきってるなら
臆病風に吹かれながら思い馳せるだけの日々を
終わらせて
哀願しとや散々した、それでどうだった
意味のないことの集合体だ
防寒してる増刊してる見ないふりしている
そんなあなたを僕は知っている
哀憎、二天三天、グレーゾーン
どうかなっちゃいそう
醜いでしょう?それは否定しないけど
防寒者も共犯者、見ないふりしているあなたも
また、それに等しく
安心しなよ
僕たちみんな終わるまで
やることは同じさ