Doppel
Hitorie
機械仕掛けの街並みではぐれた二人の行方
結界仕掛けのビルディングを蹴っ飛ばして、目をつぶって
冷たい風を纏った男の子
無邪気にはしゃいでる女の子
この街のどこにも居場所はない
息写しの二人、彷徨って
やはり君はどこにも見当たらない
なぜか心が踊り出すの
消えてしまえよ、僕の知らないところでさ
未来を思い笑うわ
あたしもきっと、あたしもきっと
浮かれてしまえよ、僕の見えないところでさ
そう言って深くまた息を吸い込んで
義体だらけのこの街で集めたお互いの声
メッセージなんてないながらひたすらにその欠片探して
いつまでもどこにも見当らない
息写しの二人、宛もなくがれきを踏みながら歩いている
この街、どこにも居場所はない
今すぐにここで笑ってほしい
やはり君はあたしの顔をした
見透かしてしまえ
枯れてしまえよ、僕の知らないところでさ
あなたを思い笑える
あたしもきっと、あたしもきっと
生まれてしまえよ、僕の見えないところでさ
そう言って強くその口を結ぶの
機械仕掛けの街並みではぐれた二人の行方
結界仕掛けのビルディングを蹴っ飛ばして、目をつぶって
義体だらけのこの街で集めたお互いの声
メッセージなんてないながらひたすらにその欠片探して
いつまでもどこにも見当らない
今すぐにここで笑ってほしい
やはり君はどこにも見当らない
息写しの二人、彷徨って
されども僕がどこにも見えない
おなじくあたしはどこにもあれない
息写し、の、あたしを消して
消えてしまうよ、僕の知らないところでさ
未来を思い笑うわ
あたしはきっと、あたしはきっと
浮かれてしまえよ、僕の見えないところでさ
そう言って深く
また息を吐いている