Michiyuki
Kaori Hikita
せつなさのかぎりまでだきしめても
いつまでもひとつにはなれなくて
やさしさよりふかいばしょで
ふれあうのはいたみだけ
ふたりをむすんでください
ぼくらはもうゆめをみない
とまどいながらてをとって
ざんこくなよあけのほうへ
あるきだす
ほんとうのことばはきっと
ほんとうのせかいのどこか
ぼくらのむくちなよるに
ひそんでる
いまもきっと
さびしさをしるためにであうのだと
くちづけをかわすまでしらなくて
それでもいまきみとあえた
よろこびにふるえている
こころをささえてください
ぼくらはもうゆめをみない
あたたかいばしょへにげない
ざんこくなよあけをきっと
こえてゆく
あきらめてたそのしずけさ
ほんとうのことばをきっと
あいしきずつけあうために
さがしだす
いつかきっと
せつなさのかぎりまでだきしめても
いつまでもひとつにはなれなくて
よあけまえのつめたいほし
ふたりだけのみちゆきを
どうかてらしてください