カエルのおどり (kaeru no odori) (Dance of the Frogs)
Kikuo
そしてまたたまごがかえる
ふたりはまたおんなじいけで
うまれておよぎだした
それからすぐにしんだ
ほとんどのいきものの
ほとんどのあかんぼうと
おんなじおんなじように
かわがとけてにくがくずれ
おそととぼくのさかい
きえてときはなたれて
ぼくはそらたかくふくらんだ
ほしよりでっかくふくらんだ
うちゅうのはじまでぱんぱん
きゅうくつでもうふくらめない
それでもおっきくいきすって
ふくらみつづけるろうろうと
するとうちゅうにひびはいる
ぱきぱきわれた
どんどんわれて
そのさけめからそとにかおがでた
そこはおんなじいけのなか
そしてまたたまごがかえる
しんでうまれてうまれてしに
あるときふたりかえるになる
ぼくときみはあいしいあった
たまごをうんでみずがひいた
ぼくらはからからひからびた
くろくかたくなりこなになり
つちになったぼくらは
ろうろうとおおきくふくらむ
ふたりはまたおんなじいけで
はじけておよぎだした
うちゅうがぱきぱきわれて
むげんのたまごといけ
ふたりはうまれかえる
えいえんにえいえんに
えいえんにえいえんに
えいえんにえいえんに
えいえんにえいえんに
えいえんにえいえんに
は
ろうろうろうろまわるよ
ふたつのたましい
ろうろうろうろわらうよ
まわるうずのなかで
ろあろあろあろさけぶよ
かえるのうたを
ろうろうろうややいや
あいのうずはまわる
ろうろうろうろまわるよ
ふたつのたましい
ろうろうろうろわらうよ
まわるうずのなかで
ろあろあろあろさけぶよ
かえるのうたを
ろうろうろうややいや
あいのうずはまわる
えいえんに
えいえんに
えいえんに
えいえんに