BOY
King Gnu
その涙が汗が滲んだ
誰とも違う美しさで
笑ってをくれよ
息を切らした君は
誰より素敵さ
木の抜けた炭酸みたいに
かすかに気だるい日々に溶けた
あひるのままで翼を広げて
空を舞う白鳥の夢を見る
さまようくらいなら
一緒に味わい尽くしましょ
近道ばかりじゃ
味けがないでしょ
道草を食って
ぬかるみの中で
でも辿り着けなくて
また何度だって
夕暮れを追いかけるの
走れ遥か先へ
汚れた靴と足跡は
確かに未来へと
今駆けてゆく
息を切らした君は
誰より素敵さ
物語の始まりはいつも
静寂を切り裂き突然に
胸の中ざわめく炎に
照れて忘れて大人になる
なりふり構わず
今日は終わりにしましょ
陽だまりのような
夢を見れますように
片頭を飲んで
恥をしのんで
まだ諦めきれなくて
また何度だって
明日を追いかけるの
声を枯らすまで
泣いていたんだよ
叶わないとわかってなお
抗ってをくれよ
剥き出しで咲く君は
誰より素敵さ
今日もその涙が汗が滲んだ
誰とも違う美しさで
笑ってをくれよ
息を切らした君は
誰より素敵さ
走れ遥か先へ
汚れた靴と足跡は
確かに未来へと
今駆けてゆく
息を切らした君は
誰より素敵さ