標本少女 (Hyoujon Shoujo)
Kiyozumi
君の目を描きましょう
そうすればもう誰も見えない
君の手と足切りましょう
そうすればもう誰も触れれない
僕がいるのに君はなぜ
他の男と一緒に寝たんだ
それは君が犯した罪の罰
もうどこへも行かせはしないよ
今日からお前は僕の標本
君の胸に杭を打ち込み
ガラスの扉のケースに入れ
それを僕の部屋に飾ろう
そして毎日観察するよ
見るたびゾクゾクする
この体の血滾る
もう僕だけのものさ
そう君は僕の
標本少女
僕だけのもの
そうだ君をあの駅で引き留め
そうすればもう鎖はしないね
募ったあの独特の匂い
それはさらに僕を興奮させ
もう動かない君の体を
僕は無傷に犯したくなるよ
冷たくなった君の体に
手を触れるたびゾクゾクするよ
ああもうお前を食べてしまいたい
君の胸をナイフで切り裂き
君の心臓取り出し食べる
これで君の心も僕のもの
もう僕以外愛せはしないね
残りはケースに戻し
また側に置いてあげるよ
一生話はしない
だって君は僕の
標本少女
だからね
許さない
ケースの中から
僕だけ見ていて
僕が死ぬまで
ああでも君には
目がもうないね
だってそれは
僕が描いたから
だから
君の目にガラス玉を入れ
新しい瞳を作りましょう
瞳の色は何色にしよう
そうだ血のような赤色がいい
君のその美しい瞳で
ずっと僕のことだけ見ていて
君だけはこの先もずっと
僕の傍から話はしないよ
だって君は僕のもの
この先ずっと僕のもの
この身が朽ち果てるまで
そう君は僕の
標本少女
僕だけのもの
僕だけのもの
僕だけのもの