心臓を捧げよ!

これ以上の地獄はないだろうと信じたかった
されど人類最悪の日はいつも突然に
扉を叩く音は絶えず酷く無作法で
招かれざる最悪の日は悪夢のように

過ぎし日を裏切る者
奴らは粉砕すべき敵だ
あの日どんな顔で瞳で
俺たちを見つめていた

何を捨てれば悪魔をも死ねる
命さえ魂さえ
決して惜しくなどはない

ささげよ ささげよ
心臓をささげよ
すべての犠牲は
今この時のために

ささげよ ささげよ
心臓をささげよ
進むべき未来を
その手で切り開け

過ぎし日を偽る者
奴らは臓腑すべき敵だ
あの日どんな声で言葉で
俺たちを語っていた

何を学べば悪魔をも捕れる
技術でも戦術でも
すべて無駄になどしない

ささげよ ささげよ
心臓をささげよ
すべての努力は
今この時のために

ささげよ ささげよ
心臓をささげよ
歌うべき勝利を
その手で掴み取れ

得体の知れない化け物が
人と似た面をしてやがる
この世から一匹残らず
奴らを粉砕してやる

最初に言い出したのは誰か
そんなこと覚えちゃいないが
忘れられない怒りがある
必ず粉砕してやる

ああ 選び終えた道の先は
どんな場所に繋がっている
ただ捧げられた命を
糧に咲く透き通る季節
約束の地は楽園の果て

あの日人類は思い出した
奴らに支配されていた恐怖を
鳥籠の中に囚われていた屈辱を
黄昏を弓矢は駆ける翼を背負い
その軌跡が自由への道となる

ささげよ ささげよ
心臓をささげよ
すべての苦難は
今この時のために

ささげよ ささげよ
心臓をささげよ
儚き命を
燃える弓矢に変えて

ささげよ ささげよ
心臓をささげよ
誇るべき奇跡を
その身で描き出せ