Au Revoir
Malice Mizer
いつもふたり分の響く足音が続いてた道で
枯れ果ててしまった街路樹たちが
大きくなった歩幅を気付かせた
肩にすれ違う小さな落ち葉がまた空に戻って
そんな吹きすさぶ風さえも今はなぜか愛しくて
そっと微笑んでいた
窓辺にもたれる見慣れた姿が
陰る日差しに映し出されて消える
溢れる想いにつぶやいた言葉は
せめて夢が覚めるまで
もっと
あなたを抱きしめ眠りたい
優しい記憶に変わった今でも
この腕で抱きしめ眠りたい
出会った頃のふたりのように
窓辺にもたれてざわめく並木に
そっとつぶやく同じ言葉をもう一度
あの時の姿が見えなくなっても
せめて夢の中だけは
もっと
あなたを抱きしめ眠りたい
優しい記憶に変わった今でも
この腕で抱きしめ眠りたい
出会った頃のあの日のままの
ふたりのように
あなたを抱きしめ眠りたい
この腕で抱きしめ眠りたい
あなたを抱きしめ眠りたい
この腕で抱きしめ眠りたい