Mayoigo No Ribon
Minako Naka
このみちは
いつかきたみち
いつまでもおわらないみち
いけどもいけどもやみばかり
へんなにおいをさせているみにくい花がさいている
カナリアをすてたはかばはこのあたり
あしもとにからみついてくるほそい主の
あおいひかりがスカートのなかをてらす
そこにかくれているのはだれ
ああ、あの人たちは
わたしが泣くのを待っている
こどものままでいたいから
にんげんのままでいたいから
あかいくつをぬいだのに
うしろをみずにはしったのに
やわたのやぶしらず ゆめのこうじぢや〜なかった
このみちも
いつかきたみち
あのみちもいつかきたみち
あなたにはもう会えない