Kimi To Boku No 154 Shosetsu senso
Minami
愛してくれなくたっていいから
夜はいつもより狭くなるから
もう心配しなくたっていいさ
掟上残した
正解だったとか
間違いだったとか
そんなことどうでもよかったよ
ああでも
明日をちょっと避けたくて
僕らはそっと逃げ出した
握った鉛筆武器にして
僕ら怖いものはないのだと
大人になった僕たちに
手紙を書いてみたけど
きっとまだ僕らは知らない
宛先不明
届かないの
過去に追い抜かれて
先に置いてかれた
正しいノイズがこの胸で
踊る踊れ
いつかいつか
この小さな手に掴めるものですか
どうかどうか
と夜空に願えば叶うものなのでしょうか
大人になった僕たちは
自分勝手に鍵をかけて
決めつけてしまったんだ
もう可能性はないのだと
明日をちょっと避けたいが
僕らはぐっと食いしばる
握った両手をかてにして
まだ諦めたくはないのだと
君と僕の戦争は長きに渡って続くが
ずっと忘れかけていたあの頃に
きっと僕らまた出会おう
君と僕の終わらない百五十四章戦争
まだ僕はやれるよ
愛してくれていたんだね