Spare

mitsume mitsume

いつから降り始めた長い雨に
一人の帰り道を救われた
傘の中このままどこまで

両手に持て余した時間だけが
できれば巻き戻して同じでも
構わない出会った頃まで
何もいらない

強い風にかき消された雨雲に
あなたを思った

覗いた晴れ間に似た心の穴
大人になりそびれた二人にも
なれなくて頭の中だけ
何も言えずに

笑い声と塗りつぶした青い地図に
残した足跡
言葉にできれば

  1. Spare
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