OveR
Miyu Tomita
目覚めても 目覚めても 届かない
結末に見慣れてしまいそうな程
またひとつ またひとつ 消えてゆく
不足ぎせい 無気質な影
どこかに置き去りにした
正しさもためらいも
まるで何者なかったように確実に受け入れるの
閉ざし掛けた唇 触れて 繋いで
唯一の望み 以外 何も惜しくはないの
優しすぎるあなたのためなら
何度でも捧げましょう 諦めてくれるなら
倒れても 倒れても 終わらない
寄覚と共に霞んでく視界
少しずつ 少しずつ 冷えてゆく
知り過ぎた流れ 残された道
どこかではぐらかしてた虚しさも
弱気も
長い夢から覚めたように 何もかも忘れるの
薄れ揺らぐ感覚 全て預けて
決して容赦はしない 二つに一つだから
愛しさが過ぎるあなたとなら
何度でもいたしましょう 受け入れてくれるまで
あなたが選んだ未来と救い 最短距離探る旅
捩れた時間が隠した痛み絶やさぬように刻み続けて
疑うこともせずに繰り返した過ち
擦り減らした命に触れて 繋いで
唯一の望み 以外 何も惜しくはないの
惜しむにはまだ早すぎるから
物語の始まり この手で終わらせるの
勝つのはあなた それとも私
始めましょう 終わりましょう 全て始まる前に