Sensei
Mori Masako
あわいはつこい きえたひは
あめがしっとふっていた
かさにかくれて さんばしで
ひとりみつめて ないていた
おさないわたしが むねこがし
したいつづけた ひとのなは
せんせい せんせい それはせんせい
こえをかぎりに さけんでも
とおくはなれる れんらくせい
しろいとうだいへのように
あめにうたれて うかんでた
だれにもいえない かなしみに
むねをいためた ひとのなは
せんせい せんせい それはせんせい
こいするこころの しあわせを
そっとおしえた ひとのなは
せんせい せんせい それはせんせい