Kurumi

ねえくるみ
このまちのけしきはきみのめにどううつるの
いまのぼくはどうみえるの

ねえくるみ
だれかのやさしさもひにくにきこえてしまうんだ
そんなときはどうしたらいい

よかったことだけおもいだして
やけにとしおいたきもちになる
とはいえくらしのなかで
いまうごきだそうとしている
はぐるまのひとつにならなくてはなあ
きぼうのかずだけしつぼうはふえる
それでもあすにむねはふるえる
どんなことがおこるんだろう
そうぞうしてみるんだよ

ねえくるみ
じかんがなにもかもあらいつれさってくれれば
いきることはじつにたやすい

ねえくるみ
あれからはいちどもなみだはながしてないよ
でもほんきでわらうこともすくない

どこかでかけちがえてきて
きがつけばひとつあまったボタン
おなじようにしてだれかがもてあましたボタンホールに
であうことでいみができたならいい
であいのかずだけわかれはふえる
それでもきぼうにむねはふるえる
じゅうじろにでくわすたび
まよいもするだろうけど

いまいじょうをいつもほしがるくせに
かわらないあいをもとめうたう
そうしてはぐるまはまわる
このひつよういじょうのふたんに
ぎしぎしにぶいおとをたてながら
きぼうのかずだけしつぼうはふれる
それでもあすにむねはふるえる
どんなことがおこるんだろう
そうぞうしてみよう
であいのかずだけわかれはふえる
それでもきぼうにむねはふるえる
ひきかえしちゃいけないよね
すすもうきみのいないみちのうえへ