Sanatorium

目を閉じて、色んな君、瞳の奥に納めました
微熱みたく気づかないままで、恋は虫の息です

心閉じて、色んな僕、胸の中に溶かしました
禁じられた遊びで燃やせば孤独って綺麗な色

回れ、止めまらないrecord。針の先踊りは記憶
嬉しい苦しい、似てる呪文だ。辿れない時間へ、後何千尺

絡めた指を解いていく
小さくさよなら唱えるように
はぐれた君の名を告げても
戻らない世界の決まり

風立ちぬ、甘い葛が数え切れず散らかりそう
掻き集めてパズルを連れば、恋も素敵なこと

たくさんの光の中で、いくつも逢えていたっけ
愛言葉だけ無くさないで。巡り逢うところへ、後何光年

目眩で、夢の花開けば
ゆっくりさよなら唱えるようで
ざわめき。胸を囲まれたら
どこにも行けないままで

花束の花が一つずつ
枯れてくのを眺めているような
触れないことにただ気づいて
待ち焦がれた涙が出た

神様に嘘をついて、引き換えにさ、何もらったの
指の隙間滑り落ちたのは、いつの日のことでしょう

絡めた指を解いていく
小さくさよなら唱えた、声
はぐれた君の名を呼んでも
帰れない世界の決まり

目覚めて、夢の花散らばれ
嬉しみも静かに、サナトリウム
ざわめき。胸を埋めつくして
ここから受けないままで
どこにも行けないのは「心
そこにいた君が笑うの

サナトリウムで、サナトリウムで。サナトリウムで