Kuchizuke
Plastic Tree
雨音を聴いていた鍵盤を叩くような
気づいたら記憶まで滲み出したそんな夜
呼吸する心臓が雑然に重なれば
二人しかいない国傘の中で辿り着いてた
見上げても掴めない切れてしまう雲の糸
問いもない答えならいっそ求めないままで
避けて笑う傷跡に触れてみたら面影
明日さえも手放せば日々は泡
目を伏せて花が咲く口づけは夢
美しい嘘をつく君と僕
さよならは胸の中やまなくて雨
ざわめきも欺きも隠す
不確かな永遠でまほろばに結末を
手に入れて失って
体心きっと忘れる
愛を知った曖昧なんだ愛ちがって愛果てちゃうの
IOエラー愛人ばっか愛情なんて愛情なんです
(愛因分で愛玩しては愛悦する愛縁なよう)
刻む無情涙声微熱醒めぬばかりだ
いつか亡くなってくなら全部消して
目を伏せて花が咲く口づけは夢
美しい嘘をつく君と僕
鮮やかな透明で流れ込む雨
受け止めて受け止めて
目を閉じて花開く暗闇で夢
どこまでもどこへでも一晩中
さよならは胸の奥やまないで雨
ざわめきも欺きも隠して隠して