Mameshiba
Maaya Sakamoto
きのうのあめはひがしのまちに
つめたいほしをふらせた
かなしいきみはひとりでしずかに
あたしのだいすきなうたをくちずさむ
いかなくちゃ
ふかいくらやみにまよいこんだかれを
だれもたすけてくれない
あたしなら
いとしさだけでどんなばしょへでも
まよわないではしってゆける
だからおおきなこえでなんども
あたしのなまえをよんで
とおりすぎてくさびしいけしきも
つよくじめんをけるちからにかえて
かたくなに
とびらをとざしたきみのりょうてが
ほんとうはもとめている
あたしなら
いとしさだけでどんなばしょへでも
まよわないではしってゆける
もっとおおきなこえでいますぐ
あたしのなまえをよんで
おもってたよりみちはとおくて
ふるえるむねにゆうきがほしい
おおきなこえでなまえをよんで
いかなくちゃ
ふかいくらやみにまよいこんだかれを
だれもたすけてくれない
しんじてるいつかこのあいがきずつきつかれた
きみをいやすときがくること
だからおおきなこえでなんども
あたしのなまえをよんで
だれよりはやくたどりついてみせるよ
きみの
もとへ
かたくしばりつけてる
にぶいひかりのいとを
すてて
あげる
あさがとおくなっても
あめがたたきつけても
きみの
もとへ