Furaregai Girl
Sayuri
愛お広がった手の温もりが今もまだ残るのです
これさえあれば」とお互い口にして全てを分かり合った
それだけで
もう生きて行けると
思ったのです
瞳を飛び出し頬を伝う彼ら顎の先で大重体
まあこの先涙を使うことなどもうないしまあいっか
全部ここで
流れ切って
しまえ
まずいまずいまずい強烈にまずいあなたが勝ったハミガキ粉も
急わり五分も残して一体どこへ行ったの?ねえどこに行ったの
私をふってんじゃないよ馬鹿ふっていいわけがないでしょ
たまに検体懸念のスパイラルも忘れないでと
確かに言ってはいたけれどふっていいわけがないでしょ
あなたの分裁で何を馬鹿なこと言い出してさ
もういいからそろそろ種蒔きしに来てよ
馬鹿真面目に取っておいた約束部屋の中散らばって
足の踏み場もなくすぐに奮い立てその刹那痛むのです
君は僕の全て」と今流行りの愛言葉とか何か
もしや、もしかして小さく「時々」と言ってたりした
そうだとしたら
そうだとしても
何でもいいや
ダサいダサいダサい猛烈にダサいあなたがくれたワンピースを着て
お行儀よくここで私は待ってるんだよねえねえ、待ってるんだよ
私をふってんじゃないよ馬鹿ふっていいわけがないでしょ
たまに検体懸念のスパイラルも忘れないでと
確かに言ってはいたけれどふっていいわけがないでしょ
私と別れたならもう次なんてないから
もういいでしょう?そろそろ種蒔きしに来てよ
痛い痛い痛い女にはなるまいと誓ってはきたけど
今のあたしはどうやら晴れてなってるかな
長い長い長い話をあったらきっとまたしてしまうでしょう
だから最後に伝えさせて二分でいいから
あなたが好きだったこと
とびっきりの「バカ野郎
私をふってんじゃないよ馬鹿ふっていいわけがないでしょ
だからあなたみたいなバカ私からふってあげるわよ
泣いて怒っかけてきてももう許したりしないから
いつか天辺地球の後悔に襲われりゃいい
そろそろ時間だ私は行くね
次の涙もたまった頃よ