Aoi Toge
Yoh Kamiyama
昨日そこの本屋で
君が好きだったあの本を
読めもしないのに買ったんだ
痛いよなあ、バカみたいだなあ
優しさで目が眩んで
本当のことが言えなくなって
気づけばそんなに苦しくもなくなって
熱が出て思い出した
悪いことは全部冷蔵庫の中へ
こっちへ来て笑うのさ
部屋の灯りも消さないで
ソファの上で落ちる夢の中
こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、煙になって、消え交わっている
こんなくだらない暮らしを愛せないの
私が鈍くなって、いつかを待って、また重なって
長い映画の後忘れた
取るたらない小さな見返りは
できることならずっとこのままで
なんて手放せないまま
ただの一度も素直になれずに
愛されたってどうなるの
なんて言えやしないし、嫌に見えないし なあ
熱が出て思い出した
悪いことは全部冷蔵庫の中へ
こっちへ来て笑うのさ
痛みを恐がることもない
さあ目を閉じて切る青い棘
こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、煙になって、消え交わっている
こんなくだらない暮らしを愛せないの
私が鈍くなって、いつかを待って、また重なって
こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、煙になって、消え交わっている
こんなくだらない私を見つけないで
形がいびつになって、轍にそって、また生き続けて