心という名の不可解 (kokorotoiunanofukakai)
Ado
君がまばたきをする音
目をそらした音さえ
こんなにも簡単に聞き分けてみせるのに
時に、病名を何としましょうか
誰も知り得ないはずの
心なんてさ期待もしないよ
寸分の狂いだってない
性格に記録されたジグザグに
それ以上意味はないはずだもの
故にどんな顔して笑おうと
カルテに書かれないことは
信じるに値しないんだ
それが全て
死んでいる
死んでいる
それだけ
曖昧なものだ 見えないものだ
最適な治療法などどこにもない
ねえ
感情の判断はどうしたらいい
信教の分別はどうしたらいい
証明しようもない不明瞭が
エラーはいては脈を打んだ
安寧も安楽もどうだっていい
後悔の人生だとしたっていいからさ
この目が濁る病の理由は何なの
永遠と静寂の塔を叩いた事づて
私はいつまで忘れているつもりだろう
明日を繋いだ指で
取りこぼしてきたものを数えてしまう
虚しさのままに
死んでいる
死んでいる
本当は
乱暴に君が触れてくれたら
ポッカリ覗く空白も埋められる
これが正体
表情に目盛を入れてしまう
愛情は投薬と思えてしまう
解剖できない手術台じゃ
答えなんてさ分かりやしないよ
数式で一切を証明しない
心という名前の不可解を
素直に慣れぬ私のことを
見抜いてよ
死んでいる
死んでいる
覚めない夢なんて
ここにないと教えて
感情の判断はどうしたらいい
感情の判断はどうしたらいい
信教の分別はどうしたらいい
証明しようもない不明瞭が
エラーはいては脈を打んだ
何回拒んだって振りほどいたって
そうやってまた優しくするのでしょう
この目が濁る病の理由は何なの
この想いの名前は何なの