Chocolate Insomnia
Bakemonogatari
ごめんね
こんなふうに君のことを困らせるの
最初で最後だって決めている
何度も
やたら甘すぎるチョコレートみたいな
真っ白な夜は嘘だらけおとぎ話の世界
本当はずっと夢見ていたの
本当はずっと知らなかった
眠り姫はね王子のキスを
待っているだけでは駄目だと
ずるいよ
私だけにくれた笑顔のせいにして
もう一度目をつぶって焼きつけた
最後に
君と過ごしたこの日々のすべてが
足をすくませでももっと背中を押してるから
本当は全部知らなかったの
本当は全部わかっていた
目を覚まさなきゃいけないんだね
君との明日ではなくても
言いたくて言えなかった言葉指先で灯すたびに
一言(ごと)ごと君に触れてく感触息もできないくらい
本当はずっと夢見ていたの
本当はずっと知らなかった
雲ひとつない初めての空
すりむいた心に染みてく