Aku No Musume
Kagamine Rin
むかしむかし あるところに
あくぎゃくひどうのおうこくの
ちょうてんにくんりんするは
よわいじゅうよんのおうじょさま
けんらんごうかなちょうどひん
かおのよくにためしためしつかい
あいばのなまえはじょせふぃーぬ
すべてがすべてかのじょのもの
おかねがたりなくなったなら
ぐみんどもからしぼりとれ
わたしにさからうものたちは
しゅくせいしてしまえ
さあ、ひざまずきなさい
あくのはな かれんにさく
あざやかないろどりで
まわりのあわれなざっそうは
ああ ようぶんとなりくちていく
ぼうくんおうじょがこいするは
うみのむこうのあおいひと
だけどもかれはりんごくの
みどりのおんなにひとめぼれ
しっとにくるったおうじょさま
あるひだいじんをよびだして
しずかなこえでいいました
みどりのくにをほろぼし なさい
いくたのいえがやきはらわれ
いくたのいのちがきえていく
くるしむひとびとのなげきは
おうじょにはとどかない
あら、おやつのじかんだわ
あくのはな かれんにさく
くるおしいいろどりで
とてもうつくしいはななのに
ああ とげがおおすぎてさわれない
あくのおうじょをたおすべく
ついにひとびとはたちあがる
うごうのかれらをひきいるは
あかきよろいのおんなけんし
つもりにつもったそのいかり
くにぜんたいをつつみこんだ
ながねんのいくさでつかれた
へいしたちなどてきではない
ついにおうきゅうはかこまれて
かしんたちもにげだした
かわいくかれんなおうじょさま
ついにとらえられた
この ぶれいもの
あくのはな かれんにさく
かなしげないろどりで
かのじょのためのらくえんは
ああ もろくもはかなくくずれてく
むかしむかし あるところに
あくぎゃくひどうのおうこくの
ちょうてんにくんりんしてた
よわいじゅうよんのおうじょさま
しょうけいのじかんはごごさんじ
きょうかいのかねがなるじかん
おうじょとよばれたそのひとは
ひとりろうやでなにをおもう
ついにそのときはやってきて
おわりをつげるかねがなる
みんしゅうなどにはめもくれず
かのじょはこういった
あら、おやつのじかんだわ
あくのはな かれんにちる
あざやかないろどりで
のちのひとびとはこうかたる
ああ かのじょはまさにあくのむすめ