灰景の空 (haikei no sora)

背景の空

僕は一人千鳥足で家路を行く
僕の白い息が霜るいつかの冬に
僕に残す孤独の歌を描きましょう
僕を飾る知らない街のいつかなの空

背景の空は今日も僕を見くだして
もいんじゃない勝手
晴れの日も雨の日も僕についてきたんだ

僕が過ごす僕が過ごした時間とか
僕は忘れ僕はいつか誰かになるから
僕に残す孤独の歌を描きましょう
僕が生きた一人生きたいつかの部屋

強く生きたつもりです
あの日僕へ
僕を呪う気持ちがつらくのし掛かる
優しい日とか微笑む心はあったのかな
ずっと晴れることない背景の空は

悲しすぎるね 悲しすぎるね僕の空
かっこ悪いかいしれったはずの花びらに頼るだろう
情けなくて 情けなくて泣いた空
生まれ変われずきらしてく君の影に頼る
僕は誰だっけ

僕の殻の部屋が語る午前零時
僕を覗く窓の僕に声をかけてみても
僕に睨む僕の顔は黙ったまま
僕は僕を歌うそんないつかの夜

寒い部屋の片隅で夢を作ったね
盛れる扉からの外の街灯光
寂しい時は懐かしい幸せと眠って
朝は憂鬱広がる背景の空は

悲しさがなく、悲しさがなく僕の空
かっこ悪いかい白えったはずの優しさにすがろう
情けないまま 情けないまま泣いた空
生まれ変われずきらしてく夢の中にすがる
僕は誰だっけ

ねえ、僕は誰だっけ
重ねた日々見た
雨に打たれた
夕暮れの隅で一人泣いていた
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい

晴れることない背景の空はお僕は彩れず
悲しすぎるね 悲しすぎるね僕の空
かっこ悪いかい白えったはずの花びらにすがろう
情けなくて 情けなくて泣いた空
生まれ変われずきらしてく君の影にすがろう

開婚の色が咲く五月の花死んだ
僕を引き止める知らない街角で
鮮やかな染め色に、包まれていたんだ
背景の空に奪われてしまうまで

背景の空