Musubime
Ohara Yuiko
思い出の色に染めた頬を
あなたに見られたなら
隠していたこの気持ちも
届いてしまいそうで
臆病な心は捨てた
はずなのにあなたの前じゃ
あの日から変わらない想い
私のままで待っていたよ
点と点が繋がる時に
あなたの胸にいさせて
埋まらない隙間を抱きしめて
愛し方は手探りでも
暖めてあげられるから
何でもできてしまうあなたに
私は叶わなくて
少しずつでも近づけるように
歩き続けていたんだ
目の前に見えているのに
まだ触れられない距離の中
もう誰にも奪われぬように
ただ見ているだけはやめたの
点と点が繋がる前に
あなたと通じ合えたら
私はもうどこの誰でもいい
寒い夜を過ごすのなら
暖めてあげたいだけ
忘れることなんて
できない特別な
あなたを想うたび
それだけで強くなれたの
あなたにまた会えたことで
欲張りになったみたい
瞳の奥にある変わらない
私のこと見つけて
点と点が繋がる時に
あなたの胸にいさせて
埋まらない隙間を抱きしめて
愛し方は手探りでも
暖めてあげられるから
あなただけをこの先も
暖めてあげられるから