Sawakaze
Tanizawa Tomofumi
真っ白ページ巡る
飛び出す彩り弾ける
万華鏡の風景
気付けばストーリーはまだ
ぎこちなく始まったばかり
深呼吸をもう一回
旅する風
包み込むように背中を押す
ああ、柔らかくて
温かい君の手
握り締めてその心の
奥まで届くように
微笑んでくれたなら
握り返してくれたら
僕はただ前を見てる
突然キスしてしまう
隠したい感情脳渦巻き
恥ずかしいいくらいに
旅する風
待ち切れないって走り出す
ああ、蒼瞳みたい
蘇る記憶は
止めどなくて頼りなくて
焼けに輝いて見えたんだ
臆病さも弱さも
さわやかな風になる
僕はただ前を
誰より柔らかくて
温かい君の手
握り締めてその心の
奥まで届くように
微笑んでくれたなら
握り返してくれたら
僕は君の手を引いて行く
